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1941年に初飛行したキ-61試作機は、ダイムラーベンツのDB601エンジンをライセンス生産したハ-40発動機を積み、最大速度591km/hを記録し優れた性能を示した。 当時、陸軍が輸入したメッサーシュミットBf109Eとの比較でも、旋回上昇率、速度、上昇力、航続距離、軽快性も遙かに上をいくものであった。 これが1943年に制式採用された、三式戦闘機「飛燕」であった。 しかし、ドイツに比べそれほど高くない工業力のため、ハ-40エンジンは稼働率が悪く、また充分な整備もされずキ-61の性能を発揮することは少なかった。 制式採用された年に先立つ1942年にキ61-Iの性能向上機としてキ61-IIが計画されていた。 これはハ-40発動機にメタノール噴射を行い、ブースト圧を上げて性能向上を図ったハ-140エンジンを搭載し、胴体を改修し主翼を再設計したものであったが、ハ-140の生産遅延と不調、またそれほど性能向上が認められなかったため8機の試作で打ち切られてしまった。 これに代わって登場した代替機がキ61-II改であった。これはハ-140エンジンを積んだキ61-IIの胴体とI型丁の主翼を取り付けたものであった。 最高速度は610km/hと、それほど向上しなかったものの、高々度での編隊飛行が可能で急降下性能がよく、爆撃機への攻撃に有効と認められ、制式に三式戦闘機II型改として採用された。 しかし、ハ-140エンジンの製造の遅れはもはや致命的で99機しか完成せず、残りの機体は空冷エンジンのハ-112を載せ五式戦闘機として完成した。 なお、キ61-II改が実践配備されたのは55戦隊と56戦隊といわれ、56戦隊の写真が現存する。
本キットは99機完成したなかでも後期型と呼ばれる機体で、五式戦への改修策を採用した風防を水滴型にしたもの。 スチロール製のキャノピーが使えるのと、デカールの発色がよいのでベースキットは五式戦を強く推奨します。
スケール |
1:48 |
ベースキット |
ハセガワ 川崎 五式戦 I型乙 ハセガワ 川崎 三式戦 飛燕 |
デカール |
第55戦隊、第56戦隊の尾翼マーク (PCプリンターによる簡易デカール) |
パーツ数 |
20 |
パーツ |
レジン、透明レジン、シンチュウ線 |
珍しいニコ動での制作記
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